土用丑の日
Hallo, S-bahnで爆睡したらエルベ川渡ってました。氷冷です。
Fischmarktで鰻の燻製(14€)買いました。
鰻は英語ではeelですが、札のドイツ語が汚くて読めなかったのでこれをなんて言うのかは知りません。*1
Fischmarkt↓
木刀みたいでカッコイイ!ってなんとなく買ったはいいものの、日本では鰻って蒲焼きになったアレしか知らないからこれどうしたらいいのかって悩んだ。
とりあえず開ける。
しっぽ。
モンハンとかRPGのアイテム感が強すぎて食べる気にならない。
ツイッターで丸かじりしろと言われたので皮だけちぎって食べました。感触は弾力があってなんだろう、解剖実習での人皮に近いかも。食材でいうと豚足の皮の部分…?食感は悪くない。でも…
臭い。
田んぼで泥が口に入った時の臭いがしました。皮は食えないな。
ということで剥きます。
解剖で表皮を真皮から切り離す作業に似てたけど脂がすごすぎる。
それから鰻は骨が厄介とよく言われるから、
骨を取りました。身が柔らかすぎてするっと取れなかった。こういう下処理過程ガン無視で煮たり焼いたりするからイギリスやドイツの飯って美味しくないんだよな。
ここまできて面倒になったので卵でとじました。臭み抜き処理は考えたけど燻製なのでやらなかった。うち醤油も味醂もだしもないし家にある調味料使うとケチャップとかBBQソースとかファンキーな味付けになっちゃうから塩と胡椒のみで。
…まあいける。
でも日本の蒲焼きの方が断然美味しい。
鰻の味自体はよくわかんなくて、すんごい脂の乗った秋刀魚のスモークって言われても信じるレベル。泥っぽい臭いは若干あるけど、スモークがきいてて味も濃くてビールのアテにちょうどいい味。ただ調理の手間がなぁ…。
これ食べて確信したのは、イギリス伝統料理の鰻のゼリー寄せ*2は確実に美味しくない。鰻は日本で食べるのがベストです。でも絶滅寸前なら欧州で無理して食べるものでもないような…。ごちそうさまでした。
(おしまい)
ビールおいしい。
Hallo, オーナーにゴミは捨てろと集めてたビールボトル捨てさせられました。氷冷です。
今回は私が散々言及しているドイツビールについて語りたいと思いましたが長くなりそうなのでやめます。
と思ったけど、ビールの話やめたら書くことが消滅したので書きます。手短に書く。
イギリスとかベルギーとかチェコとか近隣国の話書いたらまとまらなくなったから今回はドイツのみで。München….
まずドイツのビールは基本的にラガーとエールの2タイプに分かれます。
ラガー…ピルスナー、シュヴァルツ
エール…ヴァイツェン、IPA
体感的には私の滞在都市、ハンブルクではピルスナーが主流のように感じますが、日本よりはかなりエールは好まれてます。日本と違って普通にスーパーでもエールなんて安く買えちゃうしね。ちなみにエールビールにラズベリーやナゾノクサのシロップ*1を入れてストローを挿すとベルリン風。
ラガー
ピルスナー
どこにでもある。まさにこれぞビールって感じ。ビアスタンドでもメインで取り扱ってるっのがこれ。ボトルよりも缶に入ってることが多いというか缶なイメージめっちゃ強い。缶のデザインもいかにもドイツらしいものが多い。そして引く程安い*2。味は日本とそんなに変わらないけど、日本のピルスナーの方がキレというかのどごし重視な気がする。ドイツ人にのどごしって何ですか?って言われたしそういう概念がないのかもしれない。でもそのドイツ人にアサヒはドライすぎて水だと言っていたしもうよくわからない。イメージ的にはキリンに近いのかなあ。わからない。でも味薄い印象あるかも。全部Astra*3のせい。
シュヴァルツ
Schwarzって書かれてますね大体。チョコレートやコーヒー系の深みがあるらしく(?)、正直スタウトの仲間だろと思ってたら下面発酵のラガーらしいです。驚き。世界は広いな。なんかルックスからして苦そうだしラガーだしで飲んだことないので味については詳しく書けません。
エール
ヴァイツェン
Weizen, Weißbierなんて呼ばれます。Weizenは小麦、weißは白を意味します。爽やかな飲み口とフルーティな香りが特徴。後味は小麦特有の焼きたてパンに似た香ばしさ。何気にベルジャンホワイト(witbier)と系統は同じ。Hefeweizen(Hefeweißbier)は酵母が濾過されてないとかでちょい濁りがあります。ここで酵母を濾過するとクリスタルヴァイツェンって呼ぶらしいですがその表記は今のところ見たことありません。またこのWeizenにはたまーにDunkelの表記があるんですが、これはローストした小麦を使用しているらしい(?) となるとギネスやポーターに近い味わいになるのでしょうか? でもWeißbier, 時々薄いジンジャエールみたいな味するやつとかある。BECK'Sのweißはバナナ系の香りがあって後味が焼きたてパン的な小麦の香りでめっちゃ美味しかった(気がする)。私このWeizen大好き。カクテルにしても美味しい万能エール。
IPA
色がペールだからペールエール。イギリス行くと死にたくなるくらい飲めます。IPAに関しては味にブレがあまりないというか、安定しているというか、正直ホップ入れすぎで苦い。苦味が強すぎて、ハズレもなく大当たりもない印象(IPA大好きな人ごめんなさい。)ドイツは面白いことに(?)IPAビールは大抵シリーズ物構成のビールが多いみたいで、whiteとかamerican dreamとかあったりする。正直意味不明。このシリーズ物の味とアルコール度数は結構バラバラというか、IPAの特徴を残しつつそれぞれ違う。でもIPA whiteだからIPAとWeizenの良いとこ取り(?)みたいなわけでもない。瓶の裏読めばいいんだろうけどコンセプトがよくわからないのがドイツIPAなイメージ。ただSummerなど期間限定品もあるので味比べしても楽しい。そしてIPAに合わせて美味しい食べ物の最適解が未だに見つからないので誰か教えて。
フルーツビール
よくスーパーとかキオスクに置いてある。端的にいうとALC2.5%ジュース。シトラス系が多い気がする。Newton?それはベルギー。ビアカクテルとの違いはよくわからない。こいつたまにFritz kolaやFritz limo*4の横に置いてあったりして危ない。
酒税システムが日本と違うのでお酒全般めちゃくちゃ安いです(e0.3-0.5Lビールで0.9-3.0€, 相場は2€程度。平均で270円で500mlのビールが飲めるイメージ。)
毎日ビール楽しい。
(つつく)
学祭
Hallo, フルーツ系のエールが好きです。氷冷です。
Das diesjährige UKE Mitarbeiterfestに参加しました。
Das diesjährige UKE Mitarbeiterfestとは?
日本でいう学園祭。
でも日本の学園祭とは大きく違う。
この学園祭はここの大学病院の学長が、パーティー基金を積み立てて、そのお金で外部のシェフやパーティースタッフを呼んで学内関係者に振る舞うというもの。
つまり…
ビール、ワイン、その他カクテル…
飲み放題!!!!!
ヴルスト、ステーキ、アイスクリーム、その他料理
食べ放題!!!!!
学内関係者は全部タダです。
いやー素晴らしいね。
東京の弊学もこういうのやってほしいな。
本当はもっと色々書きたかったんだけど、めっちゃ楽しかった以外の記憶がほとんどなくて、起きたら自室で喉から血を出してたので画像載せときます。マジでなんだったんだ。
おしまい。
ラーメン in Altona
こんにちは、研究なくなれと悪態ついた翌日に豪雨で研究がなくなりました*1、氷冷です。
ドイツのラーメン屋に行ってみました。
本当はこの日、夜は超有名なジャズバー*2行くぞって思い立ってたんですが音楽を楽しむ精神的余裕がなかったため、逆方向のバスに乗り、Altona*3へ。
純日本式のラーメン屋があると聞いて行ってみました。
おお!店員も日本人ぽい!つーか日本人だわ日本語喋ってる!
私「Hallo, 1 Person?」
店「1 Person? Moment.」
私「ok.」
なんかここで馴れ馴れしく日本語を話すのは横柄かと思い変なドイツ語を喋ってしまった。ここから日本語を中途半端に使うのはカッコ悪いと思い、謎のアジア系を演じるプレイに。
店内の写真がないのでわかりづらいですが、メニューの色からして内装がなぜかサイバーパンク系。
そこはかとない忍殺っぽさ。アイエエエエエエエエエエ!?
食べる前ですが多分再訪すると思ったので、とりあえず定番(?)の鶏白湯にアサヒを注文。
きました!
あぁなんか久し振りにラーメン見た気がする…。
一口。
あ!!!!日本で食べる鶏白湯の味だ!
ええ、ちゃんと鶏白湯の出汁が出てて広義水*4に負けないくらい味が濃厚です。それでいて味が単調できついというわけでもなくするすると完飲。トッピングは、ネギ類と鶏そぼろ、煮卵。ここにチャーシューともやしがなかったのが少し残念だけど、この組み合わせ、完全に日本で食べる味なんですよ。特に煮卵のとろとろ具合が完璧でしたね。
会計はドイツでは珍しくテーブルではなくレジで。
「11番お会計でーす。」
そこ日本語かよ!!!
ラーメン+キリン生
合計€17.50 (2,300円くらい)
たっか!!!!!!!ラーメンの値段じゃねえ。
でも多分また行くわ。
おしまい。
渡航
Hallo, とうとうドイツに来てしまいました、氷冷です。
いやー、やばい。生活が破綻している。家具ねえし。
さて、成田空港から下宿先までの間に色々わけわからんことがあったのでまとめます。
私の航空券は
SAS*1のチケットで
NRT→CPH(waiting 02:30)→HAM
HAM→CPH(waiting 05:10)→NRT
でざっとJPY135,000程。
SASはサービス微妙なので早めに成田に行ってスタバでほうじ茶ラテ飲んでました。酒入ってないと案外美味しいね。
成田からの搭乗も余裕。
機内食も特に問題なく、隣のお姉さまが随分気さくな日本人の方で、D進した夫を養った話や夫が研究オタクでキモイ等、興味深いノロケお話を聞かせていただきましたw
そうこうしている内にコペンハーゲン空港に到着。私はトランジットでコペンハーゲンで二時間半待ちです。
その二時間半の間にデンマークでSIMカードを買う*2というイクストリームスポーツを画策していましたが、
出典:https://info.parkering.cph.dk/en/metroMetro - Getting to & from Copenhagen Airport by Metro | CPH
…なにこれ。
Central Stationどこ…。
何が何だか全くわからんのでやめました。
と、
「Excuse me?」
振り向くとバックパッカーのようなおじさん。
私「何か?」
おっさん「ローマの×××空港(聞き取れなかった)に行かないとなんだけど、財布を盗まれてしまった。70ユーロ貸してくれないか?誓って必ず返す。頼むよ。」
私「ユーロ?クローネ*3ではなく?しかし残念。今はクレカと日本円しか持ってない。財布盗られて困ってるなら警察呼ぼうか?」
おっさん「ドウイタシマシテ(突然のカタコト日本語)」
…え?
は?
なんで強盗にどういたしましてって言われてんの私?
しかもこの後、券売機の横の案内図眺めてたら、
券売機の前でガチャガチャやってたおねいさんに
「この券売機クレカしか使えないわ、立て替えてくれない?」
と話しかけられました。見知らぬ人にチケットの立て替えを頼むの、無礼に程があるだろ。恐るべしデンマーク…。
関係ないけど無人スタバ。もうわけがわからない。
散々なウェイティングタイムを過ごし、搭乗ゲートで待機。
しかし、搭乗時刻を過ぎても予定の飛行機が来ません。空港で人待たせてるんだから勘弁してくれ…。
アナウンス「当ゲート発ハンブルク行きの飛行機はイスタンブルでストームに遭い、当空港到着の見込みがありません。代替機を用意するので、しばらくお待ちください。」
「代替機の用意ができました。ゲートを開きます。」
おいおいおい幾ら何でも雑すぎるわ!
自家用ジェットかよ、こんなん初めてだよ…。
まぁたった一時間のフライトだからいいけどね…。
そしてハンブルク空港着。派遣先の指導官と空港で待ち合わせ、直でアパートに案内されました。
オーナー「ハロー、私がオーナー!」
同居人「ハロー、初めまして!」
私「ハロー、よろしく!」
オーナー「さっそくだけど、ここが君の部屋だよ。」
通された先は…
無。
ベッドがない…。
長時間フライトで疲弊しているのに、今晩床で寝るのか…(絶望)
一体私、これからどうなっちゃうの〜〜〜〜!?!?!?!?
つづく。(続かない)
おしまい。
牛黄リポート
こんにちは、グリーン車が快適過ぎてやばいです。氷冷です。
巷で有名な牛黄*1を入手したため、そのリポートをします。
先日、処方箋を出しに行きつけの薬局に行ったら、最近は漢方に力を入れてるみたいで漢方の箱がずらり。
私「漢方すごいですね。種類揃えてるんですか?」
薬剤師さん「結構色々ありますよ、でも高いからね漢方(笑)」
私「はは…あーてことは牛黄なんかもあるんですかね?お酒飲む前に飲むやつ。」
薬剤師さん「それ本当はそういう使い方じゃないんだけどね(笑) 私の関わってる医局員と漢方専門医は皆飲んでるね…やっぱ効き目すごいから…でもアレ、漢方の中でも特に高いよ。」
私「そういうの、ください。こないだお酒でやらかして、今反省して禁酒してるんだけど、来週ドイツ行くんです、ドイツ皆お酒結構飲むらしくて、私お酒弱くて(錯乱)」
薬剤師さん「落ち着いて…(笑) いきなり、それもドイツ行く前なら尚更禁酒しちゃダメだよ…そういうことなら試供品の牛黄を2錠だけあげる。ただし!絶対に日本にいる間に試すこと!試したら結果教えてね。」
てな感じでもらいました。ルックスがやばい。
6/1
牛黄の効果を試しました。
そもそも、私は元々残念な程の下戸で、プレモル一缶で真っ赤になって酔っ払ってしまうのですが、
・ビール4杯*2
・シードル一瓶
を2時間弱くらいで飲んだので私にしては飲んだ方だと思います。まだ飲めたのですが友達がダウンしたのとごはん食べ過ぎてお腹いっぱいになったため一旦うちとめ。体感的にはまだ何杯かはいける感じでした(無理はしないけど)
嘔吐したり、道端で倒れたり座り込んだり、適当なベンチで爆睡したりとか全くありませんでした。普通に電車に1h弱立ちっぱなしで乗り、自転車でそのまま帰れました←これはかなりすごいことですよ!
ほろ酔いで楽しめるお酒は本当に良いですね。久しぶりに幸せになりました。今までの粗相を本当に悔いてます。各位ごめんなさい…。
翌日、朝、爽やかに目覚め、二日酔いとか全くありませんでした。牛黄おそるべし。
小売価格だと96錠24,000円で入手できるので顔見知りで興味ある方は言っていただければ2錠500円から譲ります。関係ないけど、帰り道にスタバのフラペチーノがアルコールが入ってないためかすごく不味く感じて結局残しました。お酒飲むと、アルコール入ってない飲料は美味しくないですね。
内容薄いな。おしまい。
留学前準備
一万ポッキリのデリヘルの記事見てたら階段から転落して足がポッキリ*1しました、氷冷です。
松葉杖なしではロクに歩けない状態でも容赦なく降り注ぐタスクを前に本当にポッキリと折れてしまったのは私の心だったようです…。
さて、
とりあえずほぼ全ての文書の手配が完了したので留学についてまとめたいと思います。
あーーーーーーーー死ぬかと思った。残機もうねえわ。
これが残りの文書です。
・Enrollment Certificate*2
・Medical Certificate
・Zertifikat für Reise-Unfallversicherung*3
・Invitation letter*4
・Merkblatt zur Verpflichtungserklärung
まぁなんつーかあれっすよね。なんでこう〆切早い文書ばっかりGW直前に送ってくるんやって感じ。休暇中は事務関連銀行関連病院全部閉まるので滞るっつーか、いやまじで人生で初めてGWなくなれって思いましたね。
で、この中で結構大変だったのは、
Merkblatt zur VerpflichtungserklärungとMedical Certificate
Merkblatt zur Verpflichtungserklärung
これは利用規約と言うのが正しいでしょうか。インターン内の義務の説明…所謂コンプライアンスの説明と同意書です。私の派遣先は厳密には大学ではなく大学病院(日本でいう独立行政法人に当たる組織でしょうか)であるため、とにかく規則が厳しいです。これは、その企業規則とドイツの州法、連邦法、EU内での労働法などの関連項目をまとめた規約文書です。最終的には同意してサインします、が、学内向けに英訳を頼まれていました。いやマジで意味わからん程難しかったんだが。
もうなんていうか、僕はドイツ語は勿論英語すらロクにできないんだってありありと見せつけられましたね。悲しい。
まぁ私の無能さはどうでもいいので置いといて…
次にMedical Certificate.
これは結核やB型肝炎などの検査をして感染してないという証明をする文書です。(所謂健康診断の証明書ですね)
検査項目は以下の4つ
・結核
・B型肝炎
・C型肝炎
・MRGN*5
結核(Tスポット)やB, C型肝炎はまぁ病院で働くなら当たり前というか日本なら大体の内科でやってくれます。
問題は、
MRGN swab test. お前だお前。
こいつ何が厄介って日本には存在しない日本では感染症として認知されてないんですよ。だからこそ欧州の人達は日本の医療現場を恐れていて、こういう検査に神経質になるんでしょうけどね。それなら入国してから向こうで検査してよって感じ。
普通に埋められなかったので、当局に問い合わせしました。
私「日本は発展途上国だからMRGNtestできない。メンゴ(๑>•̀๑)」
…………
……
…
返事しろよ!!!!!
てか早くThe administration fee*7の請求書よこせよ!!!!!!!
事務はとにかく連絡が遅いのがいけませんね。
ギリギリになってから必要とか言われるの一番困るので*8、検査はとりあえず受けました。MRGNの検査自体はできないので、咽頭の細菌叢を解析してもらうことで代用しました。計25,000円…人妻デリヘルより高かった…………つらい。
そして検査結果見たらなんか肝炎の値が異常に高かったのですが、
医師「まぁこういうこともあるさ(笑)」
ということでそのまま出しました。派遣先も何も言ってこないのでそのまま渡航することになります。流石に笑う。
提出文書に関してはこれでおしまいかなと思います。他にも色々手続きはあるのですが、どちらかというと私生活(?)に関わるものなので別途まとめようと思います。
おしまい。